「ざれごと」


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誰かを憎んでいる方が楽だったんだよ。

 

だって許して生きるのは、自らの未熟さ、世の中の複雑さ、労力、大切だったものを失った辛さ、それらを目の当たりにした時、自分が崩壊するんじゃないかって、その負荷に耐えられないんじゃないかって怖かった。

 

人は、自然は、世界は、、一刻も留まることなく変わるもんだってホントは気づいてたけど、離れたくない、離れて欲しくない、無くなって欲しくない、壊れて欲しくない。

 

そのどれもが、叶わないことと知っているから、無くならない為、失わない為、変化しない為に抗わなきゃいけなかった。

 

だから、誰かのせいにして、何かのせいにして、人を憎んで、自分は不幸だと、そんな風に思ってる方がまだマシ。

 

無意味で偽善な問題意識。気が休まった。でも、それだけだった。

一向に現実は変わらなかった。

誤魔化しだなんてことは、わかっていながら見ないふりしてやってただけだった。


だから苦しかったんだね。


もう散々付き合った。そんな茶番。

そろそろ疲れちゃったから、そろそろホントのところに戻ろっか。現実は何も変わらないかもしれないけど、目を開いて生きようとすることで少なくともスタート位置にはつけるよ。


大丈夫。

落ちはしないし何も起きはしない。怖くない。


全部は儚くて、全部が自分のものじゃなくて、変えられないものなんてたくさんあって、全部が悲しくて、だけど全部が愛おしいもの。

 

それを全部まるっと認めてしまう人生は、どんな場所、どんな状況だろうが救いはきっと見い出せて、きっと想像の外をいく安心と充足感、清々しいものなんだろう。

 

そしていつも空。

 

溜めようがなかったんだね。

 

その溜めようのないところに、"何か"でいっぱいに満たそうとした。

必要なこと、大切なものを溜めておきたくて、必死に貼り付け、刻み込んで、、そうしないと忘れてしまうから。。

そんな幻想に取りつかれ、空想の中の綺麗で厳格で不変的な"何か"を探し求め、その断片を溜めた気になってた。

 

知りたかったんだね。


真理が。この世の真実が。


だけど、別に知ったところで立派になんて生きられないし、そう生きられたところで…別にどうだっていい。

本当に?

本当のところ、どうなの?

 

考えて、観察してみよう。

そうやって本当の本当の本心、自利的な欲求が見つからないかと粗探しを試みるも…

 

"どうだっていい"

 

これしか見つからなかった。
カラっぽでいいじゃない。

何かいけないかな、、

張り付けゴッコも、彫り記しゴッコもやめた"カラ"なら沸いてきたもの、入ってきたものをただ眺め、通り過ぎ、いつでも心は穏やかなんだもん。

 

全ては虚しくていい。

全ては絶望でもいい。

全ては儚くていい。

全てに憂うからこそ慈しむ。

 

人であることに悩み、人であることに絶望し、人であることを呪い、人である事を考え、人であることに喜んだ。

 

全ては絶望から始まった。

 

誰かの、何かのせいにして いじけるな。

何かをやったからといって期待するな。

思いどおりにならないからって乱れるな。

結果を焦って手を出しすぎるな。

わからないからといって投げ出すな。

手の届くとこだけでいい。


歪で脆く、高慢、身勝手、無知ゆえに醜くく、不器用な、この愛しい生き物に捧げます。

 

「生きるもの全部、あの人もその人もこの人も。そして私も。みんなみんなが幸せでありますように」

 

こんな戯言を言っていられること自体、とてつもなく恵まれてて、余裕もあって、平和で何不自由のないトコロで生きてるという証拠なんだろうな。

 

全ての人が、こんな"ざれごと"を言えるような世界が訪れますように。

「あなたへ」

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あの日々を、
あなたはどんな思いで過ごしていたのかな。

 

「犬のお世話をできることだけが生きがいだよ」
そう言っていたっけ。

 

「どうしていいか、わからないの!」
全身からの叫びに戸惑い泣いていたっけ。

 

僕は___

自分のことばっかりだった。

「人に対して思いやりをもてるようになれたらいいな。」

そう思って日々を過ごしてるはずなのに。

 

忙しさに追いかけられたり。
反芻する思考を追いかけたり。

 

さまよう思考が不安の感情を作り、感情に導かれるように記憶の保管場所の扉が開く。

思考と感情のラリーは続く。

同じ感情と結びついた断片的な記憶をいくつも抽出し、それらが結び付いて短編映画を作り出す。

それは自らの意思で観るのをやめない限り継続される。

 

体はここにあるのに。
いつもいつも頭の中のひとり遊びにふけってる。

 

「何を見てきたんだ」

 

実世界ではなく、頭の中でねつ造された映像を次から次と観続けてきただけだ。

「それが楽しかったんだろ?」
もう1人の"目覚めた自分"からの声がした。

 

_____あなたは実世界の僕を、いつだって応援してくれた。

あなたは実世界での日々を見ていたんだ。

いつだって、いつだって。


実世界の時間を溶かすだけの妄想の世界。

大変だってわかってたから。

逃げてたのは僕だった。

無気力な自分、脆弱な自分であることに向き合いたくなかった。

打ち込めなくなってしまった、あの日から。

気づいていたよ。

もう空っぽだなって。

 

感情豊かに過ごし、打ち込む人が羨ましかった。

憎らしかった。

 

でも、もう限界。

 

それは頭の中で作り出された妄想だったんだなって知ってしまったから。

そう気づいて妄想シネマを観るのをやめたら、もうホントに何もなくなっちゃった。

何も見えない、チャプターとチャプターの間の空間。戻れるのかさえもわからない。

そんな時に思い出したのは、あなたがいつだって応援してくれたこと。

だから今度は僕も。

 

___あなたを応援する。

 

だって、あなたが笑っていたら、やっぱり嬉しかったから。

前を向けない時も、
立ち上がって前に進む時も、
調子が良すぎて羽目を外す時も。

いつだって僕は、あなたを応援してる。


きっと大丈夫。

ぜったい大丈夫。

 

たくさんの感謝を込めて。

「ああ、バカバカしい。」そんな虚しさから生まれる一雫。


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人は人を見下し笑う時がある
だいたいが保身だが。
そうしたい人にも事情がある。
そんな人を見るたび、人であることにうんざりする。

 

人は人を攻撃する時がある。
これも、だいたいが保身だ。
命の危険がない場合においては、どれもこれも、うんざりする。
だが、そうしたい人にも事情がある。


人は人のものを奪う時がある。
己の恐怖から逃れる為の保身だ。
これにも当然、うんざりする。
だが、これにしたって、そうしたい人には事情はある。


人は人を騙す時がある。
どれもこれも動機なんて似たようなもの、保身だ。

やはり、うんざりする。
だか、当然これにも、そうしたい人の事情がある。


際限なく出くわす 、そのほとんどの発端は妄想による"保身"という"人"というものバカバカしさ。


誤解のないように言っておくが、自分自身の中にも例外なく持ち合わせている性質だ。
他人を通じて観る上記の出来事に嫌悪感を抱くというのがその証拠だ。

死ぬか生きるかの極限状態においては、事情は変わってくるはずなので、そのような危機でもない日常での"石の投げ合い程度"だが確実に心をむしばむ、ヒマ故に行う、人間のくだらない性質についての話だ。


人なんてどこまでいっても動物以下だ。
人なんてどんなに競おうが大して変わらない。
人なんてどこまでいってもバカなのだ。
人なんてどこまでいっても退屈だ。
人なんて絶滅を待つ以外の救いは無い。

 

そんな事を言うと、あらゆるお粗末な人間模様にうんざりし、疲れきり、恐れおののいた結果、自暴自棄になったイカレ野郎の暴言のようにも聞こえるだろうか。
だが、間違いなく湧いてくる感情であるし、本音を言うなら、心底うんざりしている。
自分自身にも。他人にも。
できる事なら、ひとりで何も感じずに過ごしたい。
それが幸せかどうかなど、この際 問題ではないのだ。
人でなくなりさえすれば、それでいい。


…………。。。


だけど、どうしてだろう。

「ありがとう」と言われて嬉しいのは。


どうしてだろう。

「大好きだよ」と言われて温かさを感じるのは。


どうしてだろう。

誰かの役に立ちたいと思うのは。


どうしてだろう。

誰かが泣いてると涙が出るのは。


どうしてだろう。

笑顔を見れた時に心が満ち足りるのは。

 

どうして誰かの役に立ちたいのだろう。
どうして人に笑顔に満たされるのだろう。
どうして泣いている人の心の中の雨雲を少しでも晴らすことができたなら…などと思ってしまうのだろう。


どうしてなんだろう。

あれだけ、人であることにうんざりしていたのに。

人間であることのフシギ。


映画のヒーローのように誰かを助けられたらどんなにいいか。

だが、そんなことはできない。

各々のやり方でいい。

大きさや量などは考えない。

 

大きな救いではないかもしれないけれど、少しの助けになっていればいいな。

 

小さいことでも、大きなものになるといいな。

 

まだまだ、これからも、たくさん失敗するだろうけれど。


シンプルに世界を観る、素直な思考。


「バカみたいに素直なクソ野郎。」

 

誰かの手助けをしたって、何かをどうしようとも、やってる事への虚しさは変わらない。

 

だけど、だけど、、なのだ。


その、バカみたいに素直で、どうしようもないクソ野郎。

 

そんな人になってみたい。なれたらいいな。

 

そう思ってしまうのだ。

すべての人に捧げたい「がんばってきたね」の、この言葉。



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【登場人物】

●データくん
※経験、他人の言葉など、学習によって形成されてきた、世界を見る目、解釈の大本となる者。いわゆる「”私”」とみんなが呼ぶもの。論理的な導きに長ける。

●ココロちゃん
※データくんと共にある者。「”私”」とは一切関係のない、ただの生命体。わがままではあるが、全ての原動力となる者。直感的な導きに長ける。


●ワタシさん
データくん、ココロちゃんの化身。
または、彼らの外に一歩出て俯瞰する者。傍観者。

 

ーーーー
ーーー
ーー

●ワタシさん
「無気力だって?そっか、何もやる気がしないか。」


●データくん
「そう。がんばってる人を見て焦ってた。不安でしかたなくて。ココロが悪いんだ。もっとマトモな ”自分” になろうと頑張ってるのに、人から褒められる自分にならなきゃいけないのに、何にも教えてくれない、気がついたらいっつもいなくて、どんくさくて、足を引っ張ることしかしないんだ。」

 

●ワタシさん
「そっか。だけど、ココロちゃんはこう言ってるよ。」


●ココロちゃん
「ちょっと待って。。止まって。ずっと叩いてたのに。扉。」


●データくん
「何!?ずっと叩いてたって、その扉、いつから閉まってたんだよ!久しぶりに出てきたと思ったら、、ちょっと待ってとか止まってとか、いっつも待ってきたじゃないか!もういい加減にしてくれよ!いっつも待って、いっつも僕がいろいろ試して、正しい道に導こうとしてきたじゃないか!何にも言わない、教えてもくれないヤツをいつまで待てばいいんだよ!人生の時間は限られてるっていうのに!もう疲れたよ!ココロのせいで、もう何もやる気がおこらない。」


●ココロちゃん
「‥‥‥。」
「ーーーだって‥‥そうじゃないんだもん。何者かになろうとしたって、それ違うんだもん。」


●データくん
「何が違うって言うんだ!ちゃんとやらなきゃ、ちゃんとしなくちゃ、誰にも相手にされない!誰にも大事にしてもらえない!愛してもらえない!お金だってなくちゃ幸せになんかなれないんだよ!僕はずっとそう言ってきたのに、なんで足を引っ張っぱることばかり言うんだよ!だったらそこにそうやってずっと座ってろ、グズ!」


●ココロちゃん
「‥‥‥‥‥。」

 

●ワタシさん
「データくん、ココロちゃんの話も聞いてみようか」


●データくん
「ああ、いいよ。どこにいふのやら普段あんまり話せてない分、言いたいことがあるなら、ちゃんと言ってくれよ」


●ココロちゃん
「データくん。データくんはずっとがんばってきたよ。いっぱい考えて、いっぱい悩んで、いっぱい勉強して、わがままなココロにもいっぱい教えてくれた。だからデータくんとココロはこうやって、今までやってこれた。それじゃあダメなの?ココロはずっとデータくんを見てきたよ。データくんとココロは、このままじゃダメなの?どうして、わたしたちじゃない ”誰か” にならなきゃいけないの!?」


●データくん
「お前さぁ、、僕はさっきから言ってんじゃん、、もっとしっかり者にならなきゃ、誰もすごいって言ってくんないんだって。幸せになんかなれないんだって。」

 

●ココロちゃん
「なんですごいって言ってもらわなきゃいけないの!? なんで幸せになれないって決めちゃうの!? このままだって、ずっと前からすごいのに!ずっと前から幸せなのに!」

 

●データくん
「もうダメだな。何を言ってもココロには通じない。聞き入れてはもらえない。もうやめたい。ココロと一緒にいるの疲れたよ。」


●ココロちゃん
「‥‥‥。だって‥。違うんだもん。」


●データくん
「‥‥‥。もういいって。」

 

●ワタシさん
「データくん、ココロちゃん。あなたたちは離れようとしても離れられないの。その結びつきは、体が尽きるまで切ることはできないのよ。」


●ココロちゃん
「わたしはそう思ってるけど、データくんが離れたいって言うんだもん‥。」


●データくん
「はぁ‥‥。ココロなんかとじゃなくて、もっと違う者と結び付けられたかったよ。」


●ワタシさん
「データくん。ココロちゃんは、あなた自身でもあるのよ。小さかった頃のあなた自身。もっと言えば、ずっとずっと遡った小さな小さな、とても小さなあなた自身。ずっと前から結びついていたの。」


●データくん
「は?なにそれ。ココロが僕自身なわけないでしょ。あんなにちっぽけで弱っちいグズ。」

 

●ワタシさん
「データくん、覚えてる?小さかった時、自転車で転んで頭を強く打った。大変だったよね。何日も入院して、たくさん検査もして。頭を強く打ったせいで、くも膜下出血を起こした。その後遺症で、視界も少し正常じゃなくなっちゃって、起きてる間ずっと夢の中にいるみたいで、いろんなこと変わっちゃって体も痛くって、何日も寝れなくて。「あの時、 死んじゃえばよかったのに」って、データくんは毎日泣いてた。とても苦しかったね。その時に立ち直るエネルギーを送り続けてきたのは誰だった?」

 

●データくん
「‥‥‥ココロ。」


●ワタシさん
「そう。ココロちゃん。あなた達は、性質は全く違うし得意なことだって全く違う。だけど、両方そろって始めて成り立つものなのよ。」


●データくん
「それはホントは僕だってわかってるけど‥‥。ココロは何も教えてくれないじゃん。僕がどうしたら、もっとマシな人になれるのか考えて工夫したり試したりしても、ココロは何にも教えてくれない。話してもくれない。見てるなら、わかってるなら合ってるかどうかだけでも教えて欲しいのに‥。」


●ワタシさん
「そっか。正解か不正解か。わからないもんね。」


●データくん
「そうだよ。ずっと生きれられるわけじゃないんだし、、不正解なやり方なら、教えてもらったほうが、その時点でやり方考え直せるし時間をムダにしなくて済むから、ふたりで力を合わせて進む方が良いに決まってるじゃんか。僕だってわかんない中やってんだから。」


●ワタシさん
「データくんが目指してる ”幸せ” はココロちゃんと共にあるものなんだね。」


●データくん
「‥‥‥。」


●ココロちゃん
「正解も不正解もないよ。ちゃんと納まるの。整うんだよ。命ってね、勝手にそうなるんだよ。」


●データくん
「ほらまた、ココロはいっつもわけわかんないの。わかる言葉で伝えてくれよ。」


●ワタシさん
「ココロちゃんはデータくんなしでは在り得ないの。でもね、データくんもまた同じ。ココロちゃんなしで在ることはできない。」


●データくん
「わかんないよ。。だったらどうすればいいんだよ。」


●ワタシさん
「信じるの」


●データくん
「信じる?信じるってココロを?」


●ワタシさん
「そう。信じて委ねて、取り入れるの。正解か不正解か、そんなの考えなくったって、ちゃんと全部うまくいくから。心が落ち着かなかったね。不安だったね。焦ってもいたよね。でも、それは誰かの言葉を聞いてからじゃなかった?」


●データくん
「そうだよ。だって、この先どうなるかわかんないんだから、お金だってたくさん持ってたほうがいいだろうし、人の役にたってることしていたいし、できてない自分ダメだなぁって思うし。だから、何したらいいか考えなきゃいけないし、早くそれに取りかからなきゃ、一生このままなのかなって、一生ダメなまま終わるのかなって、、じゃあ、何のために生まれてきたのかなって、何の役にもたてないダメなやつなのかなって‥。」


●ココロちゃん
「ダメなんかじゃない。すっごい優しいんだよ、データくん。いじめられてる人の味方にだってなったし、至らなくても、身近な人の為にすっごい考えてできることやってきたし、人からしてもらったこと、いっつも、ありがとうしてきたし、いっつも”みんなが幸せでありまように”って心の中で言ってたし。でも、データくんは、自分なんてダメだダメだ、まだダメだ、まだ足りない、まだ足りない、そういうことばかり心の中で、そう言ってた。周りの人の言う事信じてそう言ってた。ぜんぜん違うのに。ココロはデータくんが、ココロと話そうとしてくれない限り、ココロの声はデータくんには届けられないんだよ。今みたいにしてくんなきゃ届けられないんだよ。データくんが開いてくれない限り届けられないんだよ。気づいて欲しくて、ドンドン叩くけど開いてくれなくて、、ずっと開けててくれたらココロはデータくんとずっと話してられるのに。一緒に進んでいけるのに。閉められてたら、データくんが苦しくなってるの、ただ扉を叩いて見てることしかできないんだよ。だから、お願い、ずっととは言わない。たまには開けて、ココロのお話聞いて。お願い。みんなみんなの為に。私たちの為に。」


●データくん
「そうだったのか。知らなかった。その扉ってどこにあるのかな。どうやったら開くのかな。何もする気が起こらなくて、苦しくなったら開いたみたいだけど、、」


●ワタシさん
「ココロちゃんを信じることで開かれるのよ。苦しくなって、うるさくて、どうしようもなかったでしょ?ココロちゃんが扉を叩いてたのよ。やる気がなくなった苦しさで、データくんの無意識がココロちゃんに助けを求めたの。そして扉が開いた。」


●データくん
「そうだったのか。人の言葉に振り回されて不安や焦り、それだけしか見えてなかったのかもしれないな。‥目が開いたというか、視点をずらすことができたというか。これまでのは、何だったのか。嵐の中みたいだった。僕は何をしたかったんだろう。。」


●ココロちゃん
「幸せになること。」


●データくん
「そうだった。ココロ、幸せってどんなものなの?」

 

●ココロちゃん
「朝起きて、のびーってすること、コーヒー飲んで、あ〜美味しいってなること、チュンチュン聞こえてかわいいってなること、雨降って、あ〜雨だな〜ってにっこりなること、そのどれもが幸せだよ!」


●データくん
「何だそれ。ココロらしいな。でも、ココロが言うからには、ホントなんだろうな。僕は幸せは状況なんだと思ってたけど、、状態なんだろうな。外からくるものではなく、きっと内からわいてくるものなんだろうな。」


●ココロちゃん
「もともとあるのー。持ってるの。足りないと思うからって外から持ってきて貼り付けたって、ずーっと幸せは感じられないの!だから、それ、ずっとやっちゃうの。中にあるのに外を向くから。立派な誰かにならなくたっていいの。」


●データくん
「なるほどな。なんか力抜けたわー。何やってきたんだろって。」


●ワタシさん
「データくんが無気力になったのは、この為だったのかもしれないね」

 

●データくん
「うん。そう考えたら、ムダだったかもしれないけど、あがいて良かったなって思うよ。また新しい形で進めそうな気がするから。この方がなんか、心が軽いや。」


●ココロちゃん
「軽ーい心で人と接すると、気にしなくなるよー」


●データくん
「気にしなくなるって、何を気にしなくなるって?」

 

●ココロちゃん
「人が自分のこと、どう思ってるかってことー」


●データくん
「あ〜、なるほど。なんかそんな気がする。想像だけど。。なんか、気がつかないうちに期待しちゃってるんだよね。ありがとうって言ってくれるかなって、すごいって思ってくれるかなって。よく考えたら、そう思ってもらえたら、言ってくれたらどうなんだって話だわ。それによって自分には価値があるって思いたがってたのは僕自身だったってだけの話だ。価値が高いとか低いとか、そんな、あるんだかないんだかわからないものに振り回されてただけなんだなって、今となっては思うよ。」


●ココロちゃん
「うん!データくんとココロは、ただ在るだけ!ただ在る!それでいけばいいんだよ!」


●データくん
「そうだなー。そうなのかもしれないな。」


●ワタシさん
「ココロちゃんの言う通りになったね。これもデータくんの学びと実践がなかったら実現しなかったことだね。」


●データくん
「そうなのかなぁ‥‥?」


●ワタシさん
「そうだよ。ココロちゃんの性質はデータくんも知ってるように、本来、子どものように振る舞うものよ。なんの学びなしに、ココロちゃんの性質のままに振り回されててたら欲を貪る人格になってるはずよ。データくんがこれまでがんばってきたから、ココロちゃんはデータくんを助け、灯明にもなった。」


●データくん
「じゃあ、これまで僕はうまくやれてたのかなぁ?」


●ワタシさん
「もちろん。流れに逆らうことをしたから流れに気づくことができたのよ。」


●ココロちゃん
「データくん100てーん!」


●データくん
「でこぼこにしかできなかったから、あんまり実感ないけど、、喜んでもいいのかな。きっと、僕だけじゃなくて、みんな、がんばってきたんだろうなー。なんか、みんなに言いたい。」

 


   「これまで、よくがんばってきたね」

 


●ココロちゃん
「みんなみーんな、がんばってきたー!100てーーん!」


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

苦しい時、どうか立ち止まって、ココロちゃんとお話をしてみてください。ずっとずっと話聞いてほしくて扉を叩いていました。
苦しい時が、その時です。
ぜったい大丈夫。必ず納まるから。整うから。
大丈夫。

 

 

「みんなみんな幸せでありますように。」

醜くくも切実な、愛しき歪み。


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嘘が嫌いだった。

 

正直さを好んだ。

 

でも少し違うことにも気づいていた。

拭いきれない蓄積された罪悪感。

 

自分が人に対してついてきた嘘を自分には隠せなかった。

 

私は子どもの頃、嘘をつくことが日常になっていた。仲良くしたい友だちに注目してもらう為の嘘。

日々の嫌なことから逃れる為の嘘。

自分には価値があると思ってもらえる為の嘘。

ありとあらゆる場面で嘘を用いた。

 

「嘘は周囲の人が、自分の思った通りに動いてくれる為の便利なツール」とでもあるかのように何の悪気もなく常用していた。

 

だけど、本当はわかっていたんだな。

 

ひとりになりたくないこと、自分の足で立つことへの恐怖。

周囲があやしてくれた、大切にしてくれた赤子の頃からの習慣がなくなっていくことへの恐怖が根底にあったように思う。

 

 

自分の中の罪悪感に麻酔をかけ、気付かないふりして得たいものを得ようとするのには限界が来る。

分厚く積層した罪悪感は抑えが効かなくなる。

 

「ごめんなさい」

 

これが言いたかった。

 

たくさんの人を悲しませた。

たくさんの人を裏切った。

たくさんの人の涙を見た。

 

もうイヤだ。

 

「ごめんなさい。」

 

自分は自分が大切だと思う。

それならば、あの人もその人も、この人だってそう思ってるのかもしれないじゃないか。

だったら、自分だけが特別で、大切にしなきゃいけない、大切にされなければいけないってことに目を向け続けるのは、少し違うのかもしれない。

 

みんなそう思ってるとするなら、人が大切に思ってるものを自分も大切に思ってあげられる人になりたいな。

 

だって人から大切にしてもらえたら嬉しいもん。

 

「大切にしてもらえた」

 

そうやって接してくれた人を私も大切にしたいと思えるもんね。

 

「ありがとう」

 

そう思えるから。

 

だから「ごめんなさい。」そこから始めなくちゃね。

 

たくさんの「ごめんなさい。」

 

いくつになっても「ごめんなさい」と「ありがとう」

 

その繰り返しが、きっと最後まで続くんだろうな。

 

人であることの、未熟さ、愚かさ、美しさ。

 

ふんわりやんわり穏やかに。

「ぽっ」と光れたその時にーーーー芯から深々にっこりと、笑えるのかもしれないね。

距離

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世界をどんな風に観ているだろうか。

 

望遠? 広角? マクロ? 単焦点

 

世界を観るには、何種類の"レンズ" があるのかな。 

 

備わっているレンズは無意識に切り替わり、これまでの記憶を元に世界を捉える。

 

近くなると見えなくなるもの。

 

離れてやっと、見えるもの。

 

「なんでかな。優しくできないのは…」

 

近い人への優しさや思いやりの欠如。

 

その度に感じる自己嫌悪。

 

あの人もその人も、元気で心穏やかでいることを願っているのに。

 

なんでかな。

 

愛情が自分に備わっているかなんてわからない。

思いやりなんてあるかどうかもわからない。

 

全部思い通りになったらいいなって、、

ホントは思ってる。

 

そんな幼い自分が出てきちゃう。

 

近い人にほど、走り回って、引っ張って、わがまま言って、あれもこれもって、小さい私が出てきちゃう。

 

でもさ、ホントは毎日祈ってる。

 

近い人も離れた人も、亡くなった人も、ついでに知らない人も、みんなが幸せであって欲しいなって、そうあって欲しいなって、バカみたいだけど、そういう感情があふれるから。

 

だけど、それは、ひとりでいる時だけ。

 

だから、思いやりがない自分、優しくない自分、そんな幼い自分がやらかしてしまった分、1人になった時に慈しみの心をもって祈ろうと思うよ。

 

でも、もっといいのは、近しい人に実際にそう振る舞えるようになれたらいいな。

 

感情隠してじゃなく、澄んだ心で、すっきりと。

 

そんな人になれたらいいな。

 

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"無くなる"ことが怖かった。

 

「捨てろ。」

 

誰かが、何かが、そう言った。

 

こういう体験て不思議だ。

 

"収まるとこ" とでもいうのか、なんか、そんな風に、ストンと収まり、視界が明るくなって目が覚める感じになる。

 

「無くなるから入ってくるんだ。」

 

全部、感覚的なものだけど、でも、確かにそう感じた。

 

無くなることを恐れ、次から次に補おうとする。

 

わけもわからず。

 

恐れを遠ざけようと、遠ざかろうとすればするほど、恐れは自分に付き従う。

 

その恐れに実態はなかった。

 

自らつくりあげた得体の知れない恐怖。

 

暴いてやった。

 

自然にひとつ帰れた気がした。

 

無くなることを引き受けた。

 

恐れはモヤをかける。

 

濁りが止み、澄んだ先のものを見てみたい。

 

それは日常だった。

 

解釈をしない日常。

 

水は水、土は土、雨は雨、空は、空だ。

 

ただそれだけの日常が、こんなにも穏やかになれるものなのか。

 

「恐れ」も、まんざらでもないな。

 

これだけのことを学べた。

 

必要なもの。

 

もうとっくに、やっぱり備わっていた。

 

そう気づくよ。